【開催レポート】第1回若者空き家活用研究会を開催しました|FWI(福井県若者情報発信局)

【開催レポート】第1回若者空き家活用研究会を開催しました

2024年5月23日(木)に、福井県空き家ビジョナリー研究会が主催する「若者空き家活用研究会」を、FWI Studioにて開催しました。

住まいのコンシェルジュ、黒川真行氏をお招きし、一般応募から集まった若者5名に加え、建築家、不動産、行政やIT関係者などを含む約20名が世代や業界の垣根を越えて、新たな発想で空き家活用に関するディスカッションを行いました。

 

 

目次
1.空き家の現状と課題
2.空き家事例とワークショップ
3.アンケート結果

 

 

1.空き家の現状と課題

2024年5月23日(木)に、福井県空き家ビジョナリー研究会が主催する「若者空き家活用研究会」を、FWI Studioにて開催しました。

住まいのコンシェルジュ、黒川真行氏をお招きし、一般応募から集まった若者5名に加え、建築家、不動産、行政やIT関係者などを含む約20名が世代や業界の垣根を越えて、新たな発想で空き家活用に関するディスカッションを行いました。

 

 

目次
1.空き家の現状と課題
2.空き家事例とワークショップ
3.アンケート結果

 

 

1.空き家の現状と課題

まず、黒川氏から空き家の現状や課題について、ご説明いただきました。

人口減少に伴い空き家の数は年々増えており、その数は全国で約900万戸、25年前と比べるとおよそ2倍に増えています。空き家の中でも特に問題となっているのが、用途の決まっていないもの。空き家のうち約4割がそれにあたり、福井県でも利用目的のない空き家の割合が増加傾向にあります。

また、そもそも空き家をどうしたらいいか分からず、そのまま放置してしまっている現状もあります。さらに、相続や親族間、地域との関係といった心理的な課題もあるといいます

 

2.空き家事例とワークショップ

まず、黒川氏から空き家の現状や課題について、ご説明いただきました。

人口減少に伴い空き家の数は年々増えており、その数は全国で約900万個、25年前と比べるとおよそ2倍に増えています。空き家の中でも特に問題となっているのが、用途の決まっていないもの。空き家のうち約4割がそれにあたり、福井県でも利用目的のない空き家の割合が増加傾向にあります。

また、そもそも空き家をどうしたらいいか分からず、そのまま放置してしまっている現状もあります。さらに、相続や親族間、地域との関係といった心理的な課題もあるといいます。

 

2.空き家事例とワークショップ

グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
発表者の様子
発表者の様子
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
発表者の様子
発表者の様子
グループディスカッションの様子
グループディスカッションの様子
発表者の様子
発表者の様子
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続いて実際の空き家事例を基に、2グループに分かれてワークショップを行いました。

・コミュニティスペース(例、女子会)
・若者の居場所(例、学生の自習室)
・宿泊施設にする⇒インバウンドにも活用
・シェアハウスにする⇒DIYで仲を深める

上記の意見に加えて、空き家の警備問題や、リフォームが必要なのに新築と同じようにお金がかかるなど、新たな課題についても活発に議論されていました。

 

行政関係者によると、越前市では市内に在住の外国人への売却も進んでいるといいます。行政と地域が役割分担で協力し合い、空き家になる前の予防策に力を入れることも必要だと話しました。

 

さらに、黒川氏は情報をオープンにすることも重要だと話します。空き家バンクにさえ載らない物件も多くあるといい、閉ざされた情報を公開することでさらに情報を集め、選択肢を広げてほしいといいます。「家を持つ=新築」という価値観が大半を占める中で、いかに空き家など他の選択肢を視野に入れるか、私たち一人ひとりの選択で未来は変わってくると力を込めました。

 

 

3.アンケート結果

最後に、参加者の方々にアンケートを実施しました。

続いて実際の空き家事例を基に、2グループに分かれてワークショップを行いました。

・コミュニティスペース(例、女子会)
・若者の居場所(例、学生の自習室)
・宿泊施設にする⇒インバウンドにも活用
・シェアハウスにする⇒DIYで仲を深める

上記の意見に加えて、空き家の警備問題や、リフォームが必要なのに新築と同じようにお金がかかるなど、新たな課題についても活発に議論されていました。

 

行政関係者によると、越前市では市内に在住の外国人への売却も進んでいるといいます。行政と地域が役割分担で協力し合い、空き家になる前の予防策に力を入れることも必要だと話しました。

 

さらに、黒川氏は情報をオープンにすることも重要だと話します。空き家バンクにさえ載らない物件も多くあるといい、閉ざされた情報を公開することでさらに情報を集め、選択肢を広げてほしいといいます。「家を持つ=新築」という価値観が大半を占める中で、いかに空き家など他の選択肢を視野に入れるか、私たち一人ひとりの選択で未来は変わってくると力を込めました。

 

 

3.アンケート結果

最後に、参加者の方々にアンケートを実施しました。

講義について感想をお聞かせください。

・空き家のデータを今まで見たことがなかったので、大変参考になった。数字があると危機的状況であることを強く感じた。

・空き家問題が話題になっていますが、日本国民という単位で意識が変わっていかないと、どんどん空き家が増えていく一方だなということを改めて認識しました。複合的な課題が重なる中、空き家問題は中々ハードルの高いことだなと感じました。

 

ワークショップについて感想をお聞かせください。

・様々な人達の考え方、視点の数だけ価値があった。複雑な問題が絡み合ってるものだと思うから、視点の数の多さが重要なのかなと思った。

・空き家という、これまでプライベート課題とされてきたことを他者と共有できる今回の場は、とても貴重ですし、まだまだ伸びしろがあると感じています。

・自分だけでない意見を聞ける貴重な刺激があった。制度、価値観の転換は重要な視点だと感じた。活用は事後だが、予防の必要性も新たに勉強となった。

講義について感想をお聞かせください。

・空き家のデータを今まで見たことがなかったので、大変参考になった。数字があると危機的状況であることを強く感じた。

・空き家問題が話題になっていますが、日本国民という単位で意識が変わっていかないと、どんどん空き家が増えていく一方だなということを改めて認識しました。複合的な課題が重なる中、空き家問題は中々ハードルの高いことだなと感じました。

ワークショップについて感想をお聞かせください。

・様々な人達の考え方、視点の数だけ価値があった。複雑な問題が絡み合ってるものだと思うから、視点の数の多さが重要なのかなと思った。

・空き家という、これまでプライベート課題とされてきたことを他者と共有できる今回の場は、とても貴重ですし、まだまだ伸びしろがあると感じています。

・自分だけでない意見を聞ける貴重な刺激があった。制度、価値観の転換は重要な視点だと感じた。活用は事後だが、予防の必要性も新たに勉強となった。

今回は専門家を招き、業種や世代を超えて、空き家活用における研究会を開催しました。今回に限らず、色んな人を交えて意見交換できる機会があると、さらに新しいアイデアが生まれていくのではないでしょうか。

 

主催 / 福井県空き家ビジョナリー研究会(仮称)
運営 / 株式会社FPEC 
後援 / 福井県板硝子商協同組合

今回は専門家を招き、業種や世代を超えて、空き家活用における研究会を開催しました。今回に限らず、色んな人を交えて意見交換できる機会があると、さらに新しいアイデアが生まれていくのではないでしょうか。

 

主催 / 福井県空き家ビジョナリー研究会(仮称)
運営 / 株式会社FPEC 
後援 / 福井県板硝子商協同組合

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