文化祭レポート｜FWI（福井県若者情報発信局）

「チャレンジ応援を福井の文化にする」の実現へ

福井県若者情報発信局（以下、FWI）運営の田中です。
2023年の11月4日、5日に福井市にぎわい交流施設ハピリンホール ハピテラスでFWIチャレンジ応援文化祭を開催しました。

当日はFWIアプリと連動して、2日間でおよそ5,000人が来場し大盛況となりました。

この文化祭は、「若者のチャレンジを応援したい」という福井県庁チャレンジ応援ディレクターの寺井優介さんの想いから始まり、県と民間企業が一緒に起こした新しい形のイベントです。
ここではイベントの内容や感想をお話したいと思います。

若者がチャレンジの一歩を踏み出すステージ ①

今回の文化祭のメインイベント「チャレンジ登りゅう門」についてお話したいと思います。

まず「登竜門」とは、中国の急流である竜門を登りきった鯉は化けて竜となるという言い伝えから生まれた言葉で、人生の岐路となるような大事な試験のことを意味しています。

チャレンジ登りゅう門では福井県で活動する若者が、チャレンジしたい夢を語り、応援者である審査員から夢の一歩を勝ち取るプログラムです。
ちなみにチャレンジ登りゅう門という名前は、福井の「きょうりゅう」をモチーフにしています。

このような形のプランコンテストは福井県初であり、それをハピリン屋外ステージという多くの人たちが見ることができる場所で実施することが前代未聞の企画でした。
ステージ前は満席で、立ち見している人も多くいました。

審査員とコーディネーターは超豪華な１４名です。

特別審査員
・杉本知事（福井県知事）
・大壁勝洋（OOKABE GLASS株式会社代表取締役CEO）
・岩井宏太（株式会社ALL CONNECT代表取締役社長）
・福井のカズさん（動画クリエイター）
・杉本育（杉本育文化財団理事長）

審査員
・佐々木国雄（ラブリーパートナーエルパ専務取締役）
・松尾大輔（まちづくり福井株式会社代表取締役社長）
・靍田一登（株式会社あいとら代表取締役社長）
・齋藤敏幸（株式会社ぼんた代表取締役）
・小原涼（株式会社FPEC代表取締役CEO）
・松田剛（株式会社松田(幸)組　社長室長）
・木下誠也（株式会社ドラフト管理部リーダー）
・寺井優介（福井県チャレンジ応援ディレクター）

コーディネーター
・若新雄純（慶応義塾大学特任准教授、プロデューサーなど）

エンターテインメント部門、社会課題解決部門、スタートアップ部門の3部門から志望者を募り、オーディションで選ばれた下記6組がステージで事業プレゼンをしました。

エンターテインメント部門
・竹澤優（ダイナソーダンスプロジェクト）
・はるはる（FUKUI着ぐるみ聖地化実行委員会）

社会課題解決部門
・tomosaki（フォトラベ）
・加藤瑞穂（がんコミ！）

スタートアップ部門
・村上雄哉（つりーく）
・山根淳史（＆エン）

志望者たちのプレゼンは、緊張がありながらもしっかり自分の想いや意見を伝えることができていて、志望者の情熱が伝わってきました。

若新さん独自の観点から志望者に質問したり、審査員の方の意見を深掘りして具体的な内容を述べるなど、ディスカッションしている姿がとても印象的でした。

また、審査員の皆さんからの質問やアドバイスはすごく前向きで、志望者のチャレンジに対して心強い応援をいただきました。

特に驚いたのは村上雄哉（つりーく）さんの事業に対して、株式会社ALL CONNECT代表取締役社長の岩井宏太さんから「1,000万円出資」の提案があったことです！
たくさんの応援内容が提案されたので、志望者たちの今後の活動に注目です！

福井の若者はとても発想豊かで魅力的なアイデアを持っています。
ただ、それを発表する機会がなく諦めてしまいがちです。

今回のチャレンジ登りゅう門のような機会を増やして、福井の若者のチャレンジしたい夢を大人が実現に向けてサポートできる環境をつくっていきたいと思いました。

若者がチャレンジの一歩を踏み出すステージ ②

福井で活躍する若者による音楽・演劇・ダンスなどのステージ発表「Over Youth」。
“若さ”は武器でもあるけど、「まだ若いから」と言われ、自分を表現できる舞台や発表できる機会は少ないです。
若者には若者なりの悩みがあります。

Over Youthでは、「若さを越えてゆけ」という若者故の表現機会のハードルを越えるようなもの、またその機会から自分を新しいステージに進化させるものをつくりたいという想いがきっかけです。
また、名前は若狭と越前の漢字をとり福井らしさを表しています。

今回出場してくれたパフォーマーは下記の方たちです！

出場者
・DAiNA SiS（ダンス）
・大道芸人ナツ（ジャグリング）
・代田雅揮（オカリナ演奏）
・すしぐも（うたう、はなす）
・龍崎優勝（歌唱）
・幸太鼓（太鼓）
・アドバンスター（ブレイクダンス）

小学生から30代まで幅広い年齢の方が「文化祭」の言葉通り、多種多様なパフォーマーがステージを彩ってくれました！
どのステージも楽しく、大きな拍手で観客が盛り上がっていました。

若者の表現を応援できるような舞台を観客と創り上げることができました！

出場者もOver Youthで「若さ」を越えた経験ができたのではないでしょうか。

若者がチャレンジを表現するステージ

チャレンジ登りゅう門、Over Youthのプログラム以外にもステージ発表や展示ブースなどで若者がチャレンジする場面がたくさんありましたので、ご紹介させていただきます！

武田舞彩ライブステージ
福井出身のシンガーソングライター、武田舞彩さんによるライブ！
FWIのテーマソング「謳歌」を含む楽曲を歌ってくれました！
武田さんの力強い歌声を聞いて「私もがんばろう」という気持ちになりました。

福井でライブがある際は、みなさんもぜひ聴きに行ってみてはどうでしょうか。

＋3（たすさん）演劇ステージ
カサマツさん、Rikuさん、もりゆかさんの3人組ユニット「＋3」によるコント！
今回のコントはお客さんが離れることも多い屋外のステージ、しかも30分ということで＋3にとって大きな挑戦だったみたいです。

しかし、そんな不安を吹き飛ばす最高のコントでした！

歌って！踊って！チャレンジ！BON踊り
「とても敦賀すきすき」代表の敦賀高校２年生の森野巧巳くん＆大野市の「おおの城まつり演奏チーム 音人」にご協力いただき、盆（BON）踊りを“やぐら”を中心に行いました！

森野くんにあわせて、「敦賀とてもすきすき」をはじめとした敦賀の様々な楽曲を踊った後は、音人による三味線、笛、太鼓の生演奏＆生歌唱による豪華な盆踊り！

最初は踊れるか心配な顔つきをしている人も多かったですが、どんどん上手くなっていき、最後の「福井音頭」のときには
笑顔で踊っているのが印象的でした。
また、途中から参加してくださる人もいて、やぐらを中心とした円が少しずつ大きくなっていったこともよかったです。

福井の中心で愛を叫ぶ
日本愛妻家協会福井支部の協力で行った「福井の中心で愛を叫ぶ」！
最も身近にいる大切なパートナーにミエ、テレ、タテマエ、セケンテーを捨てて、日頃の感謝や懺悔の言葉を添えて愛を叫ぶハートフルな企画です。

当日参加も含めた7組のサケビストたちが様々な形の愛を叫んでいました！
みなさん全力で愛を叫んでおり、観客のみなさんやMCの大川はるなさんが涙を流していたことも印象的でした。

ボードゲーム体験会＆販売
ボドゲSHOPオフラインさんのご協力でボードゲームの体験＆販売を行っていただきました！
多くの子どもたち、ご家族で賑わっていました。

イベントネイル体験
保育士資格を持ったネイリストさんによるイベントネイル！
イベントのイメージキャラクター「豆りゅうもん」くんのネイルまでしてくれていました。
当日は家族割やカップル割などのペア割があり、普段ネイルに触れない方にとってとてもいい機会でした！

ほこりのお店
エキセントリック・カレッジ ふくい１期生、ほこりくん（今井寛太くん）による手芸作品の販売コーナー。
こちらもイメージキャラクターの「豆りゅうもん」くんの手芸が！
たくさんの人が「可愛い！」と言いながら購入されていました。
購入した豆りゅうもんくんにお願いごとや今後の目標を書くこともできました！

オープンカンパニーブース
FWIアプリの経営者紹介ページである「オープンカンパニー」。
そんなオープンカンパニーからは8社の経営者のポスターを掲示しました！
オープンカンパニーでは経営者の会社に対する想いや趣味などを掲載しています。
学生のみなさんはぜひアプリから自分に合った経営者を探し、会いに行ってみましょう！

子どもから大人までみんなが熱狂したお菓子まき

2日間で5回行ったお菓子まきには、たくさんの人が参加してくれました。
MCの寺井COD、大川はるなさん、登りゅう門の審査員の方々や、ステージプログラムの出演者など、いろいろなゲストの方々で、計10,000個のお菓子をまきました。

お菓子まきでは「事前予約エリア」「当日エリア」「小学生低学年エリア」「小学生高学年エリア」に分けて子どもに怪我がないように安全に行いました。

子どもから大人まで、みんなが笑顔になって盛り上がっていました。
また、FWIアプリから事前予約してくれる人も多くて嬉しかったです！

文化祭を盛り上げたブースやキッチンカーのご紹介

古着販売
北陸最大級の古着とセレクトショップのファッションイベント「スリフト」さんにご協力いただき、石川県から「SELECTUS」さんが出店してくださりました！
熱心に古着を選んでいる若者の姿を見て、改めて福井における古着の需要の高さを感じました。

スイーツ販売
スイーツマーケットから「崖淵シュークリーム」「穴あきチーズケーキ」「りんごあめ」を販売！
福井県若者情報発信局アプリのCP（チャレンジポイント）を使用することで割引価格で購入できました。
お祭りということで子どもたちに「りんごあめ」が大人気でした。

キッチンカー
・「コッペ亭」
　コッペパン、ハンバーガー、
　チョコバナナパン など
・「はらぺこ」
　10円パン、サツマイモブリュレ
・「ウニマルパンダ」
　三国産甘エビのグリーンカレー、
　パンダ焼き
・「八角」
　ロングポテト、じゃがバター

たくさんのキッチンカーの皆さんに出店していただき文化祭が盛り上がりました！
本当にありがとうございました！

「チャレンジ応援を福井の文化にしていく」ために

本当にコンテンツ満載の2日間でした！

この2日間は、協賛企業様をはじめ、たくさんの方にご協力いただき成り立ちました。
本当にありがとうございました。

今回のFWIチャレンジ応援文化祭は現時点の「若者のチャレンジ応援」のベストを尽くしたものだと思っています。

今後もこういった文化交流の場を増やしてほしいという声もありました。

また来年もFWIチャレンジ応援文化祭を開催予定です。

今回の文化祭よりももっと大きなものを目指しておりますので、
福井のみんなで若者を応援する地域を目指していきたいですね。

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