【開催レポート】「アントレプレナーセッション」を開催しました

4月28日、FWI Studioにて「アントレプレナーセッション」を開催しました。
この企画は、起業に関心のある学生が実際の経営者と直接対話し、リアルな知見や価値観に触れることを目的としています。これまでFWIでは、「社長を身近に感じること」を目的にしたリアルクロスセッションを開催してきましたが、その中で「起業を視野に入れている学生」と「経営者の人柄に触れてみたい学生」とで、関心や目的に違いがあることが見えてきました。そこで今回、新たに“起業”を軸とした対話の場として、本セッションをスタートさせることにしました。
第1回のゲストは、FWIのオープンカンパニーにも掲載されている、大貴建設株式会社 代表取締役 副社長 木村一成様。将来、起業家(アントレプレナー)を目指す学生たちが集まり、熱のこもったトークセッションが行われました。
起業・事業展開エピソード

セッションは、木村様のこれまでの経験談から始まりました。木村様は家業である建設業を継承し、副社長に就任。その後、業界の枠を越えた新たな挑戦として保育事業をスタートされました。
当初は「建設会社がなぜ保育事業を?」と社員全員から猛反対を受けたそうですが、一人ひとりと面談を重ね丁寧に向き合うことで、次第に理解と共感を得ていったと語られました。
また、子ども向けの重機体験イベントの開催や、地元のサッカークラブとのスポンサー契約を通じて地域との関わりも大切にされています。木村様のお話からは、社員や地域との信頼関係を築くことの重要性が強く伝わってきました。
後半は、学生たちとの対話形式で進行しました。
今回参加した学生は高校生と大学生の各2名。学生たちからは、事業の始め方、挑戦への不安、起業のタイミングなどの質問が寄せられました。木村様は、必要資金の洗い出しや融資の活用など、起業における現実的なプロセスを紹介。「まずは行動すること」「結果はすぐに出なくても、続けることが大切」と力強く語りました。
さらに「社会に出てから起業することも十分に可能」と述べ、人との関係構築や信頼づくりが鍵になると強調し、地道な努力の積み重ねが成功の鍵となると学生を励ましていました。
参加した学生たちの感想(一部抜粋)
・プラスの面もマイナスの面も含めたリアルなお話を聞くことができました。(大学生)
・社会の厳しさ、お金のことや経営者のリアルを知れて本当に良かったです。(大学生)
・お金の知識をもっと身につけて、事業に本気で向き合いたいと思いました。(高校生)
・資金調達や起業のプロセスについて、具体的に考えるきっかけになりました。(高校生)
最後に

今回のセッションを通じて、起業に対する具体的なイメージや、挑戦への一歩を踏み出すヒントを得た学生も多くいました。
FWIアプリでは、実際にさまざまな経営者に会いに行くことができます。ぜひオープンカンパニーを活用して、自分自身の将来像をより具体的に描いていってほしいと思います。
これからもFWI Studioは、学びと出会いを通じて、若者の挑戦を応援していきます。